私だけ好きだと思ってた。


私が一緒に帰ろうと誘っても、
「無理」の一点張り。


それなのに他の女の子の誘いにはのるんだ。


ほら、今だって。

「じ~ん~♪今日一緒に帰ろぉ?」

甘ったるい声で藤谷くんの腕に自分の腕を絡ませる女の子。


それを振り払うことなく、笑顔で返事する藤谷くん。


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