新しい恋〜メールのキミと〜
「・・・いや、無理だよ。無理」




あたしの無駄な呟きにも苦笑いしか浮かべられない美奈。無理!!美奈と話していた通りHRは種目決めだった。



さすがに玉入れや大玉転がしはなかったけど簡単なものはやっぱり人気があってことごとくジャンケンで負けたあたし。



そして、最終的に決まったのは400メートルリレー。嫌だ。走りたくない。



あたし、すごくすごく走り遅いんだよ。それなのにあっさりと黒板のリレーのところに書かれる名前。



終わった。仮病使おうかな。




「立花さん、そんな悲壮な顔しなくても適当に走ればいいから。どうせリレーだし」




「そうそう。適当適当」
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