新しい恋〜メールのキミと〜
土を蹴る音、絶対に落とせないバトン。早く終わって欲しい。


でも、終わって欲しくない。駆け抜けるってこんな感じなのかな。



次の子にバトンを渡したとき、私は二位だった。




「亜子ちゃーん。お疲れさま。本当によく頑張ったね」




クラスの元に戻ると1番に美奈があたしに駆け寄って抱きしめてくれた。二位だったけど自分を褒めれるくらい頑張ったって言ってもいいよね。


すごいな、一つ自信がついただけで何でも出来るようなそんな気がする。





だから、今なら言える。
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