新しい恋〜メールのキミと〜
「また何か考えてる?」



「えっ?そ、そんなことないよ」




「そっか。でも、何かされたり言われたら言ってほしい」




「・・・それって何か思い当たることがあるの?」




もう、こうなったら涼平に聞いてみよう。


あたしに冷たくした理由とかも話してくれるかもしれない。そしたらあたしももう腹を決めて彼に話す。


でも、彼はそっと肩から手を離し、あたしと距離を取って口を噤んだ。



涼平はあたしに隠したいんだ。じゃああたしもやっぱり話せない。
< 183 / 211 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop