新しい恋〜メールのキミと〜
久しぶりに来た海は少しだけ肌寒くてだけど波音が慰めてくれているようなそんな気分になった。



ポケットから携帯を取り出し、波打ち際まで行って海と空の写真を撮る。


携帯。優くん・・・



流されない、もう逃げないし、気持ちは決めたのにどうしても苦しくて誰かに慰めて欲しくて保護していた優くんのメールを見直す。


どのメールもあたしをドキドキさせてく
れて、甘い気持ちにさせてくれる名前の通り優しいメール。



涼平を好きな気持ちに嘘はない。




でも、やっぱりこんな気持ちになるのなら優くんとのやりとりを終わらせたくなかったよ。
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