新しい恋〜メールのキミと〜
言葉をたくさん選びながら彼女をちゃんと傷つけないように、でもしっかりと拒絶している涼平。


でも、なんで今ここであたしの手を握ったままこんなことを言ってるのかはわからない。


そして目立つ野次馬。


それでも涼平も彼女も決着をここでつけるつもりみたい。雑音は聞こえていないのかもね。



「・・・わかりました。もう近づきません」




彼女は一瞬だけあたしを見た後俯いて呟くように教室に戻って行った。


ん?よくわからないけど彼女の出した条件は飲まなくていいの?
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