新しい恋〜メールのキミと〜
「あの、私大丈夫なんで花火見に行ってください」




クスクスと笑っているのはさっき電話を掛けてくれていた彼氏さん。




「誰かにそっくりだな。いいよ。君をほっとけないから。なっ、すず」




「もう、陽さんったら。で救護室はどうだった?」




「それが怪我じゃない場合は無理みたいでさ、もうちょっと奥に行ったとこにベンチあるみたいだからそこまで行こうか」




「わかった。えっと、歩けそうかな?無理なら陽さんにおぶってもらうけど?」
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