新しい恋〜メールのキミと〜
女の人、すずさんはあたしをベンチまで連れてきてくれて横に座ってくれた。


彼氏さんは飲み物を買いに行ってくれたみたい。




「亜子ちゃんかあ。誰かと待ち合わせてたのかな?連絡しなくて大丈夫?」




すずさんの優しさといろんなことがグルグル頭の中で回ってまた涙が溢れてきた。


優くんは来ない。来るわけないんだ。




「亜子ちゃん、大丈夫?泣いてるけどどこか痛い?」




もう、誰かに言わなくちゃ胸が張り裂けそうであたしはすずさんに全部話した。



すずさんはただ頷きながらあたしの話を聞いてくれたの。
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