君が好き。



お父さんは優しく微笑んでこう言った。


「お金の事は何も心配しなくてもいい。

 子どものお世話も助け合うから。

 お前のしたいようにしなさい。」


私はお父さんの目を見ることが出来なかった。

お父さんの優しさは目を見ないでもしっかりと分かったから。

お母さんも涙目でほほ笑んでくれた。


「ありがとう。お父さん、お母さん。」

「体は大事にしなさい。」
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