君が好き。



隅田さんは、そう言って出ていった。

隅田さんの目も赤かった。


もしかしたら、隅田さんは

あっきの事が本当に好きだったんだろうか?

でも…彼女じゃなかったんだ。



信じればよかった。

あっきのことを。

でも、信じれなかった。

私が弱いから。

自信がなかったから。




私は、歩いて家に戻った。
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