月の下で....。
Chapter 2
___私の名前は
柊 紅菜 (ひいらぎ くれな)。
現在17歳。
彼氏はいない。ただ・・・。
告白されたことは数え切れないほどある・・・。
全部断ったが・・・。
その話をするたびに
友達であり
心を許している存在・・・・というか家に居候しているだけだが・・・。
花京院 静 (かきょういん しずか)
に怒られる・・・・。
どうしてそんなに怒るのか・・・・。
失礼な話。 静の名前を聞いただけだと
ものすごく清楚なイメージを持つが
実際は正反対だ・・・
こんなこととても本人の前では言えない・・・。
私の通っている高校は去年
つまり
私が1年生の時から
男女共学 となった。
その前までは
女子校だったこともあり
男子の数が非常に少ない。
一応この高校を選んだ理由を
制服が綺麗だったし先輩方がものすごくお上品だったから
ということにしているが
本当は男子が少ないからという理由でこの高校を選んだとは
これから先誰にも言わないだろう・・・
そんなこんなで2年間過ごしてきた。
特に誰かに恋することもなく
ただ平凡に過ごしてきた。
あの日までは・・・。