指きりげんま


電車を降りると俺と同じ制服を着た奴らがいっぱい歩いていた。




たーくっ。わあっ!!おどろいた?((藁。



おどろきゃしねーよ。ばか



何だよお前~、恐い顔なんかしちゃってさあーカルシウム足りてる?



お前がいうなチビ颯太。


ああ!!まさかアレだー。電車の中の女の子のこと?


西高の制服だったよねえ~、頭いいんだー。しかも美人さん*


そしてコッチは、体育ばか・・・禁断の叶わぬ恋か~。


青春だねぇ~




何言ってんだよ。このチビ!!アイツはただの幼なじみだっつーの!



へぇ~、た・だ・のネエ~



颯太と俺がバカやってるうちに拘也が前に居るのが見えた。




こうや~~~~!!!


俺と颯太は、バカみたいに拘也の所へと走った。



よう、拘也さっきからコイツが愛美のとウゼーんだよ。

説明してやってくれ。



わかったって、落ち着け拓。

そうたぁ~愛美はなあ、昔たくン家の近くに住んでたんだよ。

まちがいねえー、俺も一回遊んだことあるもん。

でも、それは小さい時でな、そんとき拓ってば愛美の事好きだったんだよ。((わら



てめぇ~拘也裏切りやがったな~


ほら、やっぱりね~~いしシシッシ



得意げに俺を冷やかす颯太は、噂話大好きのオバちゃん体質の面白いやつだ。

それに対して拘也は、クールで何でもできる。でも何故か俺と同じ高校に入った。



たく?外靴のまんまだよ?


あ、わり~待っといて。今行く。

そんな事を言って教室に向かう、他愛もないおれたちだった。




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