腕枕で眠らせて





―――言い訳は、誰のために?



異性として見てないなんて

恋愛する気は無いなんて


嘘。嘘。嘘。



本当は育ってた。こんなにも育ってた。



ただ、怖くて。

切なさが、ときめきが、あの日の傷をなぞるのが怖くって。

必死に目を逸らしてたのに。気付かないフリをしてたのに。



もう言い訳なんて出来ない。



水嶋さん。


貴方が、そうさせた。





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