【短】《オオカミお礼小説》 線香花火と夏の夜
湯たんぽで魔法使いって、統牙は忙しい人だなぁ………


半分夢の世界に行っている私は、頭の隅でおかしな事を考える。


だが…もう少しで眠れそうだと思った時だった。


「ふっ!?」


いきなり統牙に唇を奪われて、目を見開いた。


そのままゴロンと押し倒されて、また口づけられる。


「ちょっ、統牙、寝るんじゃなかったの!?私明日帰るのに……っ//////」


統牙からの突然のキス攻撃をどうにか押し留めて、必死に訴えかける私。


マクラ元のライトが、統牙の熱を帯びた瞳を、妖しく、それでいて美しく照らしていた。
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