そして 君は 恋に落ちた。
「ああ、分かる!
「そんな風に変えたのは俺なんだ!」って征服欲が満たされるよな」
……ふむふむ。
「ははっ それで周りからちょっとその子がモテ始めたら心配になったりして」
「そうそう!
でも俺の周りはギラギラした女ばっか」
「瀬川君は格好いいから。
僕が女の子だったらやっぱり君に惚れるよ」
「俺女といるより男といる方が楽」
「でも瀬川君美和ちゃんとは二人で呑むよね?」
「ああ、ハルヒは女じゃねーし」
私が二人の会話を頭のデータに写していると、何故か失礼な言葉が聞こえてきた。
「瀬川君。私は一応これでも生物学上の女ですけど」
ジロリと睨みつけるけど、彼はケラケラ笑いながら、
「俺の雄のセンサーがお前を雌と察知しない」
と、さらに失礼な事を言った。
……燃やしてやりたい。その髪全て。
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