そして 君は 恋に落ちた。




「……こんな、感じ…?」



真新しい下着を着けて姿見で確認する私はちょっと恥ずかしい……。


全ては、今日の勝負のため。



いつもよりも化粧に時間をかけ、髪の毛はトリートメントをしていつものシュシュで結った。

後は、前に買った白地にピンクのレースの下着を着けて、完璧。


………が。

姿見を見てもよく分からない。


分かってる事は、私が緊張してることだけ。




入社当初ぶりのスカートを履いて、また鏡を見る。


……本当はスーツのスカートじゃなくて、可愛い感じの私服的なのが良いんだろうけど。


仕方ない。

私にはまだハードルが高過ぎる。



スーツのジャケットを着ると、姿見で最終チェックをした。


――よし!

いつものカバンを手にし、玄関まで向かう。






今日は決戦の日だ!!

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