そして 君は 恋に落ちた。
14





「も……、ダ、メ…っ」


「何が?」


「…フ……んんっ」


「ほら、もっと」

言って、強引に腰を浮かせると、声にならない声を上げ思い切り体を逸らした。



「……またイったんですか?」


グッタリする彼女を抱き寄せ意地悪く耳元で呟くと、ビクリと身体を震わせ息を止めた。


―――ヤバい。もう俺が限界か。



「先輩……もう少し頑張って」


先輩の顔をのぞき込むと、せっかく綺麗に化粧されていた顔は、涙と汗でグチャグチャになっていた。

それを見て、更に欲望がムクムクと湧いてきて……


掬うようにキスをするとそのまま乱暴にベッドに押し付けた。


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