そして 君は 恋に落ちた。



「ハァ……い、きできな…っ」



先輩の吐息混じりの声に、理性は吹き飛ばされる。


彼女の口から漏れる蜜を絡め取りながら、抑えられない欲望に、身体が反応する。



「ンン…ッ」



俺の手の動きに、力が抜きかけてた先輩は止めようともがく。―――が。

その細い両手首を掴み頭の上で押さえつけ、見開く彼女を見下ろした。


そして、次の瞬間――…


「ハァ、―――アッ」



彼女の首筋に、噛みついた。


高い声をあげた先輩に、体をさらに密着させる。



「ハァ…、今日も甘いですね、先輩は」


言って、フッと笑うと先輩のシャツのボタンを外した。

そしてマーキングをするように、思い切り先輩の胸元を吸う。


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