そして 君は 恋に落ちた。







「おい…っ 早く開けろよ」

「開いたぁぁぁぁぁ!」

「ばっ このバカ!近所迷惑だろ!」

「あははははっ」


「小林、コイツ支えてて。靴脱がせるから」

「は?……って、ちょっ、待て………うあっ」

「ただいま―――っ」

「おいっ 靴まだ片方…」

「ねむーい!」


「……小林、諦めろ。
 今のアイツの頭には花が咲いてる」









ベッドにダイブすると、お日様の匂いがした。


気持ちいいなぁ――…

松田君の声……聞きたい、な……








私がまどろんでる中、瀬川君と小林君はボソボソ何か話していて。
ついでにカシャッとシャッター音まで聞こえた。


でも余りに心地よくて、眠すぎて。

彼らが何をしてるのか、考える頭が働かない……


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