そして 君は 恋に落ちた。






「はぁぁぁぁ……」




鏡に映る自分を見て出るのは大きく長い溜め息だけ。



そもそもどうしてこんな事になったのか。

全ての原因は私にあるのは分かってるけど――なんだかなぁ…。


あまりに情けなくて、涙が出てくる。





とりあえず、鏡の中のひどい顔をもう一度確認し、ティッシュで滲んだアイシャドーを丁寧に直した。


………うん。もう帰るだけだし。

こんなんでいいかな?




どう見ても目がパンダになってる。……が、メイク落としでも無い限りこんなの直せない。


待ってるかどうかわからないけど、とりあえず待ってるという前提の元、会議室に戻った。


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