そして 君は 恋に落ちた。






あの時間、何故瀬川君に捕まってしまったのか――――









「おい。

 俺様が直々にお前の数少ない男の相談に乗ってやってるのに感謝こそすれ、ふてくされるなんて有り得ねーだろーが」



………巻き舌で言われましても。



「あ、すいませーん、生中一つ」

「おい!無視すんな!」



あれから、瀬川君と三人で近くの居酒屋で呑み会がスタートした。

正直、絡み酒の小林君がしんどくて、早く帰りたいんだけど………



「小林が唯一地でいれるのはハルヒ位だからな。
 貴重なんだぞ」

―――なんてトンチンカンなことを言うあなた。アホですか!



「そんなの瀬川君に譲りますよ」


テメーふざけんなっと喚く彼を無視して残りのビールを呑みテーブルにドンっと置いた。



―――うざいっ!


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