君の隣
「おぅっ。あっ、碧と同じ学年だからしってるだろ??」
嬉しそうに言葉を続ける、海人。
千明も、すごく嬉しそう、
「碧ちゃん、三好千明です。知ってるかな??あたしは碧ちゃん知ってるよ!!」
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しかも、なによ。
千明、なんかいい子になってるし。
なんなの。
海人のこと、なにも知らないくせに…
「知ってるよ!!海人をよろしくね♪」
「うん!!仲良くしようね。」
可愛らしく笑う千明。
なんで、こんなにも憎いんだろう。
自分が惨めで、情けなくて嫌になる。