誠となりて~新撰組~
紫Side



わけがわからない。


自分は鈴乃紫。
ここは新選組。


じゃあ目の前にいるお爺さんは?


ここにきた経緯もわかるしどうやって生きてきたかも分かる。



ただわからないのは、家族のこと。
もう、思い出そうとすることもなくなってきた。



とりあえず。



「お願いします」




極上の笑顔で言ってやろう。
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