誠となりて~新撰組~
「ふぅ、余裕だな」
全員倒し終えるとじいさんのほうを見る。
「なっ…おい、じいさん大丈夫かよ」
じいさんは、背中を斬られたようで着物が真っ赤に染まっている。
「しょうがねぇな、屯所に運ぶか」
じいさんを起こすと腕の中には小さな少女が眠っていた。
5歳ぐらいでまだ幼いが不覚にもこいつに見惚れていた。
気絶してんのか?
揺すっても全く起きねぇ
仕方なく片手で抱くとじいさんを右肩で担いだ。
この黒服の始末は、後回しだ
もう一度担ぎ直し急いで屯所へと向かった。