【更新】秘密姫~NO1総長は女の子!?~


あたしは黒のTシャツに白のパーカーを羽織ってカーゴパンツを履き、学園に通っているときにつけているウィッグをした。

ケータイと財布をポケットに入れて準備は完了。

ガチャ

藍「じゃあ、着替え終わったし、もう行くね。」

龍「ん、行ってらっしゃい…後、今日婚約者と会うんだってな。」

藍「……知ってたんだ。」

龍「あぁ、他の奴等には話すのか?」

他の奴等とはきっと華龍、清蘭のみんなのことを言っているんだろう。

藍「うん、話そうと思ってる。」

龍「そっか、頑張れよ。」

龍太郎はニヒル顔を浮かべた。

…怪しい、何か匂うぞ?

藍「……そのニヒル顔…絶対何かあるよね…?」

龍「いやなんも?」

藍「絶対そうでしょ…って龍太郎?何故あたしを家から出そうとしてるのかな?」

龍太郎は後ろからあたしの背中をグイグイ押してあたしを外に追い出そうとしている。

な…何事だ?

そしていつの間にか靴を履かされ

龍「行ってらっしゃい。」

藍「え?ちょ…。」

バタン

とうとうあたしは追い出された。

一応、ここあたしの家なんだけどね…龍太郎は居候なんだけどね、うん。

完全に立場逆転しちゃったよ?



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