林檎好きな彼 [短]

「南摘!怪我大丈夫!?」

『うん…ありがとう。ミヨ…』

「南摘ちゃん。とりあえず、保健室行こう…」

佑が 言った。


――『…っミヨ!…痛い』

「ちょっと染みるだろうけど、我慢して。」

ミヨちゃんが 南摘ちゃんの顔の傷に消毒液をつけて、絆創膏を貼った。

「ミヨ!俺ちょっと用事あるんだわ…だから先帰る!」

「え!!佑君帰るなら、私も帰る!聖先輩!南摘送って帰ってあげて下さいね♪じゃっ、さいなら~」

ミヨちゃんは ウインクをして、
佑と帰って行った。


俺に頑張れって意味かよ…


『あの…寺山先輩。』

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