トリガーポイント
「おぉ~怖っ。
なんか今日の大和は機嫌悪いわね~。」
えりりんは冷やかすように言ったが、
確かに大和くんは機嫌が悪いように見えた。
何か、あったのかな…。
私は気まずい雰囲気を抜け出したくて、
えりりんにタクシーをお願いした。
「大和くん…。
まだ…飲んでく?」
眉間に皺を寄せながら、ひたすら飲み続ける大和くんに、私は声を掛けた。
「いや。帰るよ。」
そう言った大和くんは、
先程とは違って落ち着きと、いつもの穏やかさを取り戻しつつあった。
「泰治さん。
今日はありがとうございました。
なんだか、せっかく誘ってもらったのにすみませんでした。」
私は泰治さんにそう声を掛けると、
泰治さんはいつものように、私の頭をわしわしと撫で、
「気にすんな。
また誘うからよ。
今度はあのガードの固い従兄弟殿は抜きでな。」
「えっ?」
泰治さん何を言ってるんだろ…?
「亜優っ!
タクシー来たぞ。」
そんな私たちの会話を遮るように、大和くんの声がお店の入口から響く。
なんか今日の大和は機嫌悪いわね~。」
えりりんは冷やかすように言ったが、
確かに大和くんは機嫌が悪いように見えた。
何か、あったのかな…。
私は気まずい雰囲気を抜け出したくて、
えりりんにタクシーをお願いした。
「大和くん…。
まだ…飲んでく?」
眉間に皺を寄せながら、ひたすら飲み続ける大和くんに、私は声を掛けた。
「いや。帰るよ。」
そう言った大和くんは、
先程とは違って落ち着きと、いつもの穏やかさを取り戻しつつあった。
「泰治さん。
今日はありがとうございました。
なんだか、せっかく誘ってもらったのにすみませんでした。」
私は泰治さんにそう声を掛けると、
泰治さんはいつものように、私の頭をわしわしと撫で、
「気にすんな。
また誘うからよ。
今度はあのガードの固い従兄弟殿は抜きでな。」
「えっ?」
泰治さん何を言ってるんだろ…?
「亜優っ!
タクシー来たぞ。」
そんな私たちの会話を遮るように、大和くんの声がお店の入口から響く。