九条武政&酒井参輝 *短編集*
その頃武政は楽屋のロッカーの中で泣いていた
「ふっ…ひっく…」
――ガチャ――
!ヤバい、誰か来た!!!
息を殺してロッカーの中でじっとしていた…のも束の間
誰かの手によって
ロッカーが開けられた。
―其処には―
「参輝?!」
息を切らした参輝がいた。
「…っはぁ…お前…こんな所にいたのかよ…」
なんで…参輝が?
「??なんで泣いてんだよ…」
「答えろよ!!!」
参輝は怒声を放ち武政をロッカーから
引っ張り出した。
「う…わぁ!」
あまりにも強い力で引っ張られたため
武政は楽屋の床に倒れた。
――バサッ――
そのすきに参輝が武政に馬乗りになった。
――ちゅ――
「ん…はぁ…」
参輝は武政に長いキスをした
「はぁ…んっ…」
酸素が足りなくなった武政はドンドンと参輝の胸を叩いた。