ライオンさんのペット
理由は分からなくても、原因は直ぐに辿り着いた。












「和雅さんだ…」













和雅さんが何かしたんだ…



本当ならこの手紙も、私の手には届かず、存在を知ることもなく隠されていたはずだ。



私は手紙を握りしめ、部屋から飛び出した。


扉の前にいた二人をはね除け、廊下を走る。


後ろから私を呼ぶ声が聞こえるが、振り返ることなく私は走り、家を飛び出した。


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