ライオンさんのペット

ペットになる決意

そして現在にいたるわけだけど…




結局私は“高獅路”と名乗る男に着いて行くことにした。




ペットにはなりたくないけど、どうして両親が私に何の話もなく外国に行ってしまったのか理由が知りたかったからだ。




それにこの人…顔は見たことはないけど、以前同じ名前を聞いたことがあった…




だからもしその人だとすれば、私を危険なめにあわすことはしないんじゃないかと思ったからだ。




「それで…
どうして両親は外国に行ったんですか？それに会社も家もどうして無くなってるんですか？」




広々としたベンツの社内で向かい合って座っていた彼がゆっくりと口を開いた。