ライオンさんのペット
「私は行きません!!ペットにもなりません!!」




「お前に拒否権はない。
それに、一人になったお前に行くところがあるのか?」




一人…




「親はどうして私をおいて行ったんですか?…」




「話は車の中でする。早く乗れ。」




またイケメンに促されたが私は動かなかった。




「こんな話信じられません。
はっきり言ってこのまま着いて行っていいか迷ってます……
それに…
貴方、誰なんですか?」




そう私が言うとイケメンは一瞬愁いを瞳に映した。




だけど、そう見えただけできっと気のせいだろう。




「……高獅路和雅、お前の主人だ。
今はそれだけ知っていればいい。」




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