ライオンさんのペット
ペットって何するか分からないけど、ペットになるって決めたんだから(無理難題出されたらちょっと困るけど…)出来るだけ和雅さんが求めるペットになれるよう頑張ろう!!

と、意気込んで和雅さんの言葉を待ったけど…





「そんなこと自分で考えろ。」





返ってきた返答は素っ気ないものだった。




そんな簡単なこと聞くなと言いたげに、和雅さんは止めていたナイフをまた動かし出す。





優しく微笑んだと思ったら今度は冷たいし…
しかも、そう言われましても…




「考えろと言われても…
私、ペットを飼ったことがないのでペットがどんなものか分からないんです…」




和雅さんはメインディッシュのステーキを切る手をひと時止めて口を開いた。




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