ライオンさんのペット
頬っぺたにキスしただけでも恥ずかしくて下を向いていると、大きなため息が降ってきた。




「及第点には程遠いが…
今日は良いだろう。」





よ、良かった~
なんとかミッションクリアですね。

と、ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間…





「だが、明日からは頬にキスしたら仕置きだ。」





えぇーーー!!





「そ、そんな~」と顔を上げて和雅さんと目が合うと彼は凄く意地悪そうに笑った。




「仕置きが嫌なら言った通りにすればいいだけだ。」




「そ、それはそうですけど…」





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