ライオンさんのペット

「決まっているだろ。俺の眼を楽しませるためだ。」





あぁ…そっちですか…

ペットとはご主人様の眼を楽しませるものなのですね…





もうこうなったら、ご主人様が納得するまで選ぶしかないみたいだ…





そんなこんなで次から次へと着せ変えられ、最終的には20コーデくらい選ばされた…


と言うよりも、私が試着して見せる端から和雅さんが購入を決めていく…


決断のスピードにお店にあるもの全て購入するんじゃないかと思うほどだった。


他にも靴に帽子にバッグ…


果ては下着まで選べと言う…



確かに、これに関しては家から持ってきたモノは数少ないから、どこかで買わないととは思っていたけれど…



流石に、和雅さんの前で選ぶのは恥ずかしい…



だからこの時ばかりは和雅さんが見ていないところで店員さんとこっそり相談をして、今日のところはバストとヒップのサイズを計り、こんな感じのものでとざっくりではあるけど伝えた好みの下着を後日見繕って届けてもらうことにした。



そうこうして、和雅さんから「もう良いだろう」と了承が出たのは正午になる直前だった。