ライオンさんのペット
「な、な、何するんですか!?」



「本がダメなら添い寝してやる。」



それはもっとダメー!!!!



「そんな必要ないですから‼/////」


和雅さんの手から逃れたくて身を捩るけど、逞しい腕にがっちり抱き止められていてそれは叶わない。


「遠慮するな。」



「してませんからー!」



これも冗談であって欲しかったけれど、和雅さんは本気のようだ。


抵抗虚しく、ベッドに優しく下ろされ、ふかふかの毛布をかけられると、私の直ぐ横に和雅さんが体を横たえた。





うぅぅ~近い~………






「和雅さん…もっと離れて下さい。」



「何故だ。」



近いんです!



「いいです…私が離れればいいことですし。」
と、離れようと少し体を浮かすと、空かさず腰の下に腕が差し込まれ引き寄せられた。



「きゃっ!」




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