〈BL〉SecretLove②〈短編〉
姉さんが出て行って
数分後、手は未だに
繋がれたままで
半ば叫んで言った。

「あのタイミングだからだよ」

信晶さんの言いたい事が
イマイチ分からない……

「どぉいう意味ですか?」

「例えば、あの状況で
転びそうなったら
キスしてしまったなんて
言ったところで
雅実は信じなかっと
思わない?」

確かに納得しなさそうだ。

「そぉかもですね」

「でしょう?
だから、敢えて
ストレートに言ったんだよ」

成る程……


流石旦那だな。

妬けるなぁ……

「眉が下がってるけど
流石旦那だとか思ってる?」
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