真面目くんがネクタイを緩めるとき
青々と広がった空の中、屋上で一人でご飯を食べるのは寂しい。
だけど傷つく事はないから清々しい。
私はそんな気持ちでいた。
お弁当の箸があまり進まず、箸をカチャと置いた時、屋上のドアが空いた。
「あー!あんた同じクラスの
何とか胡桃って奴じゃん!」
見た目が派手で友達がいない
確か、何とか美影って奴だった。
「一人なんだ?
じゃあ一緒に食べてあげる。」
そう言って、私の横にお弁当を広げる。