真面目くんがネクタイを緩めるとき


一緒に食べてあげるとか言って勝手にお弁当を広げているけど、


「あんたも一人なんじゃん」


美影は見た目が派手で怖いから誰も近ずかない

私は別に怖いとか思わないけど、一緒にいたいとも思わない。

だから私とそいつだけはクラスで孤立していた。


「そう。だから、

仲間だね♪」

そうにこっと笑う顔を見て過去のことを思い出す。

別に私は仲間なんて必要ない


「そういうのいらないし」


仲良くなって裏切れるのはもう嫌だ。

私は男だけを堕としてればいいの、

悪女になって誰も近づかなければ


傷つかないですむんだから。
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