真面目くんがネクタイを緩めるとき
ドンッー!
「ってぇ…。」
梶は本棚に軽く頭をぶつけた。
「あ……ごめん!
でも、その……質問の答え聞いて無かったし……それに」
梶は私の言葉を遮って言った。
「質問の答え?
言ったでしょう
あなたには関係のない事だって。
それと、
勝手に人の事詮索しないで貰えますか?
不愉快です。」
冷たくいい放つ。
「なんで!?
なんでいっつも過去の事になると教えてくれないの?
やっぱりまだ、元カノのこと引きずって……」