真面目くんがネクタイを緩めるとき


すると梶はまた言葉を続けた。

「泣かせた奴が言うのもおかしいですけど、

あなたに泣かれるのは嫌なんです」

ちょっと!?どういうこと?
さらに頭がついていかない。

「僕が貴方の事、


守ってあげたいって思ったんです」


ちょっと、待って!
そんな事いきなり言われても私の頭はもうパンク寸前だって。


「それって何が言いたいか分からないよ……っ」


私は確かにふられたわけで。

それでも守りたいだなんて言ってくれちゃって、

そんな複雑な言葉じゃ、分からない






< 183 / 343 >

この作品をシェア

pagetop