真面目くんがネクタイを緩めるとき


私が反抗してそう言うと、

「ああ。

そりゃあ、だって

胡桃さんのヤキモチ妬いたとこ見たいじゃないですか」


な……なんてやつ!


「それとあと、もう一つ」


梶は真剣な顔をして言った。




「僕の彼女に傷ついてほしくないですからね。

明日にはいつもの格好に戻りますよ」


それって……
もしかして

私を守るために梶はやってくれたって事?

私が女子達に反抗するだけじゃ聞いてもらえない。

だからと言って、
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