真面目くんがネクタイを緩めるとき


「そう言うのやめて貰えます?」


私はうつ向いた。
やっぱり、可愛い女の子がやるならまだしも

私じゃ気持ち悪いよね。


「慣れてないから。

俺だって」


そう聞こえて顔をあげると少し顔の赤い梶がいた。

やばいやばい。

これはやばい。


「梶、照れてるの?」

私が笑ってそう言うと

「その口、塞がれたいんですか?」

って、
私が優位にたてることはないみたい。

しばらく2人で歩くと梶は


「ここに座っていて下さい。

何か買ってきますので」

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