真面目くんがネクタイを緩めるとき


いつもこの話になると反らされる。

まだ自信があるわけじゃないって事なのかな?

って思って深く聞くことが出来ないけれど

もうさすがに教えてくれてもいいんじゃないかって思う。


「すいません、胡桃さん

もう帰りましょうか?」


「う……うん!」


私達が2人で歩いてるといつもと変わらない様子の梶。

やっぱりさっきの違和感は気のせいかな?

歩いてしばらくたつと梶は言った。

「胡桃さん、僕の家ここから近いんで

寄って行きます?

最近あんまり一緒にいれなかったので。」

梶の家に行けるの!!

「いく!!!」

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