恋音!
運命というやつは。
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「………………という訳で、南もバンドに入りたいらしいんですけど…」
昨日の件をルイ君に説明すると、ルイ君は快くokしてくれた
「まぁ、こうなると、思ってたよ」
ルイ君はくすくす笑ってるけど
………ルイ君もエスパーかな?
「宮内君は、ふうりちゃんのことが…「おい」
ルイ君が何かをいいかけた言葉を、南が遮った
ってか。
「なんで南がいるのさ!!」
「あ?さっき来たんだよ。」
嘘、全然気付かなかった…
「ふうりちゃん、宮内君とは幼馴染みだよね?」
「うんっ!!」
「宮内君のこと、どう思う?」
ん――っ
「良い幼馴染みだよっ? 多分、たまに、ちょっと、優しいし!」
けっこう素直に答えたでしょ♪
あたし、良い子~っ♪
「そっかぁ~っ。良い幼馴染みかぁ~っ」
ルイ君がいたずらっぽい笑みを浮かべる
「うん?良い幼馴染みだよっ!!」
笑顔で南を見ると、
南が、ちょっと寂しそうな表情に見えた気がした。