恋音!
Saide 南
はぁ…
全く、ふうりのおかげで朝から無駄な体力の消耗だ
「世話のやける姫様だなぁ?お疲れ」
瞬が、笑いながら周りを見る。
「ふうりちゃんを狙ってる奴らからの視線、怖いわ~っ♪」
楽しそうに笑う瞬を無視して、俺に睨むような視線を向けてる奴らに、笑顔を向けてみた。
ふうりは、昔っからよくモテる。
なのに、鈍感だから、本人は気づかないらしい。あいつに恋する奴らは、必死に頑張ってるけどw
「お前は、あいかわらずだなぁ」
俺の考えてることがわかったみたいに、瞬は笑っている
「そりゃどーも♪」
そんな瞬は、俺のふうりへの気持ちを知っている
あいつと幼馴染みの俺は、もうずっと前から、あいつに絶賛片想い中だ。