恋音!
「ふうり、今日は 俺と カラオケ。わかったな?」
「宮内くん、僕が先約してあるから。ね?そこまで過保護な幼なじみ、初めてみたなぁ~」
二人は、笑顔で話してるけど…
うわぁ。めちゃくちゃ怖い!
そんなにカラオケ行きたいのかなぁ…?
「あの…、真理ちゃんも誘って、四人で、行きませんか…?」
「「えっ?」」
二人の迫力に、思わず敬語になっちゃったけど…
我ながら、名案でしょ!!
「あははっ。ふうりちゃん、それは名案かもしれないね、どうかな、宮内くん?」
「ちっ。じゃあ、カラオケmomoに集合、ね。真理には、お前が誘っとけよ?」
南は、何となく不満そうだったけど、
皆でカラオケに行けるなんて、ちょー嬉しい。これをきっかけに、ルイ君とも仲良くなれそうだし、ルイ君と南も、仲良しになるかも♪
「じゃあ、また放課後な。」
手を振りながら、教室を出ていく南が 「鈍感」って言ってきた気がしたけど、
多分、気のせいかな。