【続】好きって言うまで離さねぇ。
果世と別れてから、坂井の運転する車に乗って近所のスーパーへ寄った。
肉じゃがや他のおかずにも必要な食材を買って家へ帰った。
「ただいまー」
もうすぐ17時になる。
そろそろ夕食を作り始めないといけないな。
「あれ……?」
冬哉がいたら「おかえり」って、言ってくれるのに……
いないのかな?
私は2階へ上がって、冬哉の部屋をノックした。
「冬哉ー…?」
反応がない。
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