【続】好きって言うまで離さねぇ。
『あっビールもう1杯ちょうだい♪』
なんて声が聞こえて、私はハッと我に返った。
信じられない……
今繋がってるのは間違いなく冬哉の携帯で、
その携帯はお酒を飲むお店と女の人がいるところにある。
私は呆然としたまま、電話を切った。
「せったく作ったんだから、食べよっと……!」
独り言を言ってから、料理に箸をつけた。
………この料理、冬哉と食べたかったなぁ……
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