【続】好きって言うまで離さねぇ。
ネクタイ……はともかく、ボタンって、制服ブレザーなのに…
ボタン3つしかないけど、第2ボタンをもらうのかな?
「冬哉くれるかなー?」
なんか交換条件出してきそうだなぁ…
妖しく口角を上げて、私に近付いて──…
「って、わあぁ!?」
私、何妄想してるの!?
は、恥ずかしいー…
「藍河さんは競争率かなり高いよね。侑梨がちゃんと予約しておかないと!」
突然奇声を上げた私を軽くスルーして、そう忠告してきた果世。
……予約、かぁ。