【続】好きって言うまで離さねぇ。



え……?


成宮くんが急に口を開いたと思ったら、ふわっと抱き締められた。



「きっと彼氏は豊橋ちゃんが大好きに決まってるよ」


突然のことに身動きが取れない私に、成宮くんは言葉を続ける。



「だって現に───…」

「侑梨!」


身体が放されたのと、名前を呼ばれたのはほぼ同時だった。



こ、この声……!



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